poem4
詩提供「想い


流に乗って

新緑の川をゆらゆらと旅をする

だあだあと

広がりにまかれ

ごうごうと

音に呑まれ

まだ見たこと無い

水の世界へと・・・




薄い光に見守られ

流れながれゆく水の子等よ

岩にあたり

滝を落ち

身を引き裂かれ

流れながされ

なお落ち

落ちて行く



さらさらとせせらぎ
 
ゆらゆらと水溜り
 
どうどうと急流へ
 
流れを変えて
 
渓から川へ
  
川から海へ・・・

マイナスイオンを受けながら
 
若草色に身を沈め
 
身体の中に沁み込んだ
 
汚れた心を浄化する



鉄色の岩は
冬の凍てつく厳しい水に曝され
氷の鎧を身に纏って・・・

かなしいかな・・・

すべてのものに(生と死が。)

この僅かに残った切り株も
かつてはどうどうとした

大木であったろうと・・・

真っ白な雪がやさしく包み込んで

癒しているかのよう・・・


雪ころも

いくえに重ね

よそおいを 

たのしむような 

冬のかれえだ





ロイヤルブルーの湖面の中に

枯れ木が朽ち果て沈んでしまう時を

静かに待っていました。

この色の中にとどめておいてあげようと・・・


いくにちも、いくにちも

森を彷徨い

やっとみつけた

「 光の輪郭 」

木立を柔らかくつつみこむ

次は君達の番だからね

後ろにざわめく木々に呼び掛けていた
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