poem3
詩提供「想い


春の風のあなた 
 

静かに  
 

祈る      
     
心から 
     

想いを込めて

可憐な貴方を
 
可憐なままで
 
私の心の中の
 
透き通ったガラス瓶に
 
そっとしまい込んでおきたい
 
誰にも汚されないように・・



やわらかな

春の陽射しの午後

さくら草も

ウトウトと・・・


夜のしじまに流れ星。
恋人達は願います。
いつまでも2人の愛が永遠に・・・。

青竹の若旦那
 
色男は辛いね
 
この前さくらと思いきや
 
今日はつつじ姉さんか
 
あらあら向こうにゃ
 
ものいいたげに
 
見知らぬ娘が覗いてる


たけのこ
 
のこのこ のっこりと
 
土の中から顔出して
 
たけのこ
 
むくむく むっくりと
 
とんがり頭をつき出して

寡黙な竹の心のうちは
 
真直ぐに貴方一筋で
 
割っても裂いても
 
動じぬ想い
 
撓って揺らいで弾いてみても
 
心底想うは貴方だけ・・・・


ほの暗い薄明かりの竹林に

凛としてたつ竹

惑うことなく

揺らぐことなく

靡くことなく

侮ることなく

ひとふしひとふし年輪を重ね

ただひたすら自分の想いを生きてゆく



雨の日の別れ

泣きながら

雨宿りした木の枝から

落ちる雨粒に

思い出を入れて

涙といっしょに落としたあの日

inserted by FC2 system